みなさんは米粉のお菓子を食べたことはありますか?小麦粉アレルギーのある方でも美味しくお菓子を食べることができると今注目されています。
今回は「米粉の焼き菓子専門店 穂~ほまれ~」で米粉の焼き菓子を作られるご姉妹かなえさん(姉)・ひかりさん(妹)からお話を伺いました。お話を聞いていくうちに、米粉はアレルギーを持つ方だけでなく、いろんな方にお勧めしたいものだという発見がありました。
是非これを読んでお家で米粉を使ってみてはいかがでしょうか。
この記事は(上)(下)に分かれています。
(下)では米粉焼菓子のお店を始めたきっかけや魅力についてお話ししていただきました。
ー「米粉焼菓子専門店 穂~ほまれ~」を始めたきっかけを教えてください。
「お米の消費量を少しでもあげたい」「地元のお米農家さんに貢献したい」という想いから始めました。
私たちの祖父は茨城県で農家をしています。小さい頃からお米に慣れ親しんで来ましたが、大人になって地元を離れると、お米を食べる機会が少なくなくなってしまいました。そんな時に妹のひかりが米農家さんの幼なじみと将来の話をして、近年お米のあらゆる問題について考えるようになりました。例えば、消費量が減ってしまっていることやお米の価格が下がっていることが原因となって、米農家さんの生活が苦しくなってしまっていることなどですね。
私たちにできる事がないかと考えた時に、姉のかなえがお菓子を昔作っていたことから、米粉焼き菓子を作ろうということになりました。
幼なじみの米農家さんは米粉にする機械もお持ちなので、そちらの米粉を使っています。」
ーどんな方に米粉焼菓子をお勧めしたいですか?
是非いろんな方に試して頂きたいです!米粉は美味しくないイメージがあると言われる事が多いですが、使ってみると意外にも簡単に扱えて、更に美味しく召し上がっていただけるものなんだと気づいてくださる方も多いのではないかと思います。振るわなくていいですし、軽く仕上がるのでとても重宝します。
米粉を使ったお菓子で皆さんがよくイメージをされる独特のモチモチ感は、水分の多いシフォンケーキなどを作ったら出やすいです。逆にクッキーなどの水分が少ないお菓子だとサクサクで軽くなるなとこれまでの経験から感じています。多分米粉は小麦粉に比べて油分の吸収率が低いからなんでしょうね。
粒子の大きさはそんなに細かいもので無くても、お菓子を作る分には問題なく作れるので是非ご家庭で気軽に試して頂きたいです。」
最後に「米粉焼菓子専門店 穂~ほまれ~」の姉妹お二人にとって米粉とはどんなものか教えてください。
姉かなえさん
「主食のように無くてはならない大切な存在です。どんな食材でも合いますし、お料理にも使えるのでわざわざ小麦粉を使わなくなりました。揚げ物やクリームソースなども米粉で全て作ることができるのでとても万能です。」
妹ひかりさん
「農家さんと私たちのお菓子を食べてくださる方を繋ぐ存在です。ご飯としてだけでなく、米粉としても農家さんのお米を食べて頂くことで、選択の幅が広がり、皆さんにとってお米と触れ合う機会が増えてくれればと思っています。」
「米粉の焼き菓子専門店 穂~ほまれ~」
「米の消費に少しでも貢献したい!」という思いから、米粉の焼き菓子を姉妹で作っています。
卵・バターを使っていますが、小麦粉は不使用。米粉を美味しく食べる焼き菓子を作っています。
普段はイベントでお菓子を提供したり、やECサイトで作った米粉の焼き菓子を販売をして、米粉焼き菓子の美味しさを知っていただく活動を行っています。